11/10 社会的行為論の記事を追加しました。

アウトプット学習法のすすめ

受験に役立つ勉強

37回試験も80日に迫り、皆さんから同じ様な相談を受けるので、この記事を書きました。今更?って思われるかも知れませんが、少し行き詰っていたり、どんな学習方法がいいのか?と悩む方は、読んで頂けるとありがたいです。

アウトプット中心の学習方法

私は「どんな学習法が良いの?」という質問には「これからはアウトプット中心の学習方法に」と答えるのですが、皆さんは「これまでにもアウトプットはやってきたよ!」と思っておられると思います。私がお勧めする「アウトプット中心の学習」と言うのは「過去問題を解く」というだけの話しではありません。今回はこの辺のところを説明させて頂きます。

INPUT:OUTPUT=3:7

まず、私が言う「アウトプット中心」というのは、だいたいインプット(3)に対して、アウトプット(7)の割合で学習する事で、決してインプットをやめて「アウトプットばかりをして下さい」というものではないです。また、学習が遅れていると感じる場合でも、上手くアウトプットが活用できると感じた場合は、この割合で学習する方が得点できるかも知れません。

過去問は間違い選択肢が大事

では、どんな方法がアウトプット学習法なのか?ここからは、実際の学習方法を例に出して、説明します。
まず、過去問にトライする場合は「間違い選択肢のどこが間違いなのか?」を深堀した学習がお勧めです。これは、これまで覚えた知識を活かしたアウトプット学習の基本訓練で、何となく皆さんも感じておられると思うのですが、無意識のうちに「正解ばかりに気がいって、間違い箇所は面倒だから覚えていない」という事を防ぐ対策です。正解のみを意識した学習は、過去問学習の効率を下げてしまっているので注意が必要です。また、間違い箇所を見つけたら、口に出したり、正答を書き出したりと、必ず「形に変換して」表現する事が大切です。「形」とは経験値の事で、人に話したり、マーカーで線を引いたりなど、刺激に変換した記憶の事です。

語呂合わせはアウトプット学習

次は「語呂合わせ」や「まとめ表」「イラスト」などを使用した学習方法です。私が何故、語呂合わせやイラスト記事を書いているか?という理由は、こういった学習方法は、最初からアウトプットを意識した記憶方法であり、「覚えやすい方法」ではなくて、「思い出しやすい方法」という方が正解です。これは、初めから思い出しやすいフレーズで記憶する事で、圧倒的にアウトプットを簡単にする学習方法の一つなのです。

過去問ドットコムから検索

先日、「過去問ドットコムの使い方」という記事を書きました。これもアウトプットを利用した学習方法の一例です。このサイトの利用方法として「キーワードを絞って検索する方法」を解説しましたが、「キーワードを絞る」という本当の意味は「アウトプットするキーワードを先に決めてから過去問を解く」という学習方法なんです。

カリスマ先生の早押しクイズ

オンラインスクールで行う恒例の「早押しクイズ」ですが、これはもう、先生から頂く最高のアウトプット学習方法です。「私、早押し苦手~」とか「焦って答えられない」「間違ったら恥ずかしい」とかを良く聞きますが、この早押し訓練は、皆さんが「本番でどれだけ実力を発揮できるか」に起因します。

試験当日、恐らく会場では一人きり。緊張や不安、焦りを誰でも感じます。そんな中で、皆さんは自分の力で、最高の集中力を発揮し問題を解かないといけないのです。こればかりは、誰も助けてくれませんので、少しでも緊張に慣れる様、焦っても間違わず、スピーディーに解答する力を身に付けないといけません。それが「早押しクイズ」のねらいです。ですので、模擬試験を受ける気持ちでチャレンジして下さい。間違えても、先生の「ぶぶー」が聞けて笑って終わりますし、次は二度と間違わないという記憶がフィードバックされます。

もう一つは「早押し」が、焦りや緊張が脳にとって丁度良い負荷になって、記憶に残そうとするからです。アウトプットに必要なキーワードを記憶に残す為には、ある程度の負荷を脳にかける必要があります。強い刺激ほど、忘れ難いという事は皆さんも日頃からご存じだと思います。「あの早押し間違えて恥かいたな~」とか「これは自信あったけど、もっと早い人がいたな」とか、これも刺激が経験値となり記憶を助けている例です。なので、出来るだけオンラインには参加して頂きたいと思います。

フィードバックの重要性

アウトプットの一番の恩恵は「フィードバックが受けられる」という事です。例えば、過去問を解いているとします。問題文から必要な情報をインプットし、覚えていた正答をアウトプットして解答しました。答えは「○」。さらっと間違い選択肢も確認し、アウトプットが終了。これは、アウトプット学習ではありません。

というのは、解答した後、間違っている選択肢の「理由」(どこが間違っているか)を突き詰める事こそが、アウトプット学習であり、そこから新しい気づきが生まれ、その気づきが新しい情報の再インプットに繋がります。これを「フィードバック効果」と言い、例えば他者と一緒に学習していて「自分はこう思う」とアウトプットした事に対し、他者が「いやいや、そこは違うでしょう」などと、別な見解で返事が来ました。これが「フィードバック」であり、「それは知らなかった」と、また新しい知識を覚えようとします。これが「フィードバック効果」で、インプットアウトプットフィードバックインプットアウトプットフィードバックと何度も循環する記憶の流れを生出し、より知識が深まるという、アウトプット学習の王道です。

まとめ

最後にアウトプット学習法のまとめです。この先、どんな事に意識して学習したらいいの?と感じた場合は、自分なりのアウトプット学習を見つけて、知識をより定着させる事にチャレンジしてみて下さい。

1,インプット(3)、アウトプット(7)
2,過去問は間違い選択肢が大事
3,アウトプットを意識した記憶方法
1)語呂合わせ
2)キーワード検索
4,「早押し」は最高のアウトプット学習
5,フィードバックの重要性

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