11月2日(土)21:00~ オリエンテーション
・新カリキュラムについて
・国家試験3ヶ月前から約束してほしい1つのこと
・令和5年版 厚生労働白書、令和4年版 厚生労働白書
・2023労働力調査(若年無業者、完全失業率)
・なぜ社会福祉士になりたいのか?(内発的動機づけ)
・社会福祉士&福祉業界の未来は?
・社会福祉士及び介護福祉士法、倫理綱領
・社会福祉士「三種の神器」
新カリキュラムについて
社会福祉士試験の今後の在り方について(ブログの記事に飛びます)
第37回 キーワード
・ニッポン一億総活躍プラン
・地域共生社会の実現
・市町村が実施する「重層的支援体制整備事業」
・質の高い社会福祉士の「量的拡充」を図る。
・ソーシャルワークの価値規範や倫理観
・複雑化、複合化した問題や地域課題
(老老世帯、認認世帯、8050→9060問題、ダブルケア、ヤングケアラー、ゴミ屋敷、子ども食堂、虐待児、DV)
R5厚生労働白書 テーマは「つながり・支え合いのある地域共生社会」
キーワードの説明
➡老老世帯…高齢者が高齢者を介護する夫と妻のみの世帯
➡認認世帯…認知症の高齢の夫と、認知症の高齢の妻との二人の世帯
➡8050問題…80歳以上の母親を、ひきこもりの50歳以上の息子の二人世帯
➡ダブルケア…子どもの育児と親の介護を両方担っている中高年
➡ヤングケアラー…本来、大人が担うと想定されている家事や家族の世話(きょうだいの介護)などを日常的に行っているこども。「きょうだい」とは、障害のある兄弟の事。
➡ゴミ屋敷…ゴミが野積みの状態で放置された、ごみ集積所ではない建物(主として居住用)もしくは土地のこと。
➡子ども食堂…子供 やその 保護者 および 地域住民 に対し、 無料 または 安価 で「栄養 のある 食事 ・温かな 団欒」を提供するための社会活動
➡虐待児…親や親に代わる教育者などが子どもに対して行う身体的虐待、ネグレクト、心理的虐待、性的虐待を指す。
➡DV…ドメスティック・バイオレンス(Domestic Violence)に明確な定義はないが、配偶者や恋人などの親密な関係にある、または過去その関係にあった者から振るわれる暴力。
➡保活…子どもを保育園に入れるため保護者が行う活動のこと。
2023年 労働力調査(若年無業者、完全失業率)
毎年4月に発表される「労働力調査」。ここは出題頻度が高いので、最低でも、下記の内容は覚える様にして下さい。
次回37回の試験にでるのは2023年の4月に発表された報告書がでます。2024年の労働力調査も既に4月に発表されていますが、試験に出るのは一年古い2023年版なので、間違えて覚えない様に注意して下さい。
1,完全失業率は 2.6%と、前年と同率
完全失業率(労働力人口に占める完全失業者の割合)は、2023 年平均で 2.6%と、前年と同率となった。男女別にみると、男性は 2.8%と前年と同率、女性は 2.3%と 0.1 ポイントの低下となった。完全失業率の男女差は 0.5 ポイントとなった。
2,若年無業者は2万人の増加
若年無業者数は、2023 年平均で 59 万人と、前年に比べ2万人の増加(+0.1%)となった。
➡若年無業者:15~34 歳の非労働力人口のうち家事も通学もしていない者
ゴロ➡ニートの兄さん24歳で完全2浪
ニート=若年無業者、兄さん=2023、24歳=2.4%、完全=完全失業率、2浪=2.6%
イギリスの報告書の覚え方
ゴロ「雨でベベ(着物)しぼむ、ブスのボランティア、ウルフが沢山、バックレる深キョン、グレて喧嘩」
1939年➡レイン報告(米国)
1942年➡ベヴァリッジ報告(最低限度の生活)
1968年➡シーボーム報告(部局がしぼむ)
1969年➡エイブス報告(ボランティアの役割)
1978年➡ウェルフェンデン報告(福祉多元主義)
1982年➡バークレイ報告(CSWの任務)
※サイレントプアの深田恭子はCSW役だった。
1988年➡グリフィス報告(福祉多元主義の具現化)
なぜ社会福祉士になりたいのか?(内発的動機づけ)
まずは各自で「何故なりたいのか?」を意識に問いかけてみましょう。
共通P-450
「内発的動機づけ」と言えば?
➡ 内発的要因理論…提唱した人(○○)
モチベーションの要因は、自分の内にある「やりがい」や「生きがい」によって感じる内発的要因に左右されるとした。外発的な動機づけ要因が過剰に満たされる事で、本来の内面的なやりがいを失ってしまう効果を(○○○○○○○○○)効果と言う。
社会福祉士&福祉業界の未来は?
どんな内容の講義をして頂けるのでしょうか‥。楽しみにしてお待ち下さい。
社会福祉士及び介護福祉士法、倫理綱領
共通P-279~284
1987 年「社会福祉士及び介護福祉士法」成立
当時は、増大する介護需要に対応するために、老人、身体障害者等に関する福祉に対する相談や介護を依頼することができる専門的能力を有する人材が求められていました。
2007 年「社会福祉士及び介護福祉士法」改正
改正時に追加された責務は2つ。
①「誠実義務」
②「資質向上の責務」
また「連携」については「医療関係者との連携」から「福祉サービス関係者との連携」に拡大された。
社会福祉士及び介護福祉士法 共通P-279
第四章における「社会福祉士及び介護福祉士の義務等」の5つの義務と1つの制限が規定。
①( ○○ )義務
社会福祉士及び介護福祉士は、その担当する者が個人の尊厳を保持し、自立した日常生活を営むこと
ができるよう、常にその者の立場に立つて、誠実にその業務を行わなければならない。
②(○○○○○○)の禁止
社会福祉士又は介護福祉士は、社会福祉士又は介護福祉士の信用を傷つけるような行為をしてはならない。
③(○○○○)義務
社会福祉士又は介護福祉士は、正当な理由がなく、その業務に関して知り得た人の秘密を漏らしてはならない。社会福祉士又は介護福祉士でなくなつた後においても、同様とする。
④( ○○ )
社会福祉士は、その業務を行うに当たつては、その担当する者に、福祉サービス及びこれに関連する保健医療サービスその他のサービス(次項において「福祉サービス等」という。)が総合的かつ適切に提供されるよう、地域に即した創意と工夫を行いつつ、福祉サービス関係者等との連携を保たなければならない。
⑤(○○○○)の責務
社会福祉士又は介護福祉士は、社会福祉及び介護を取り巻く環境の変化による業務の内容の変化に適応するため、相談援助又は介護等に関する知識及び技能の向上に努めなければならない。
+α(○○の○○)制限
社会福祉士でない者は、社会福祉士という名称を使用してはならない。
社会福祉士の5つの義務
ゴロ➡「錬成の試合、秘密にしよう」
④連携、①誠実義務、⑤資質向上、③秘密保持、②信用失墜行為の禁止
(※錬成とは、立派に心身する為、ねりきたえる事)
上記の法律に違反すると社会福祉士の登録が取り消しとなりうるのは、
①「○○○○○○の禁止」
②「○○○○○○」
ゴロ➡お肌は「真皮」が大事(by 2期生)
罰則規定
上記「秘密保持義務」違反をした場合は「1年以下の懲役又は30万円以下の罰金に処する」とされています。また、5つの責務には含まれませんが「+α名称使用の制限」違反にも「30円以下の罰金」が科されます。
その他、名称使用の制限により国家試験に合格するだけでは名称使用ができず、資格登録後でなければ使用してはならない事を押さえておきましょう。
欠格条項について
第四十八条の四 次の各号のいずれかに該当する者は、登録を受けることができない。
①禁錮以上の刑に処せられ、その執行を終わり、又は執行を受けることがなくなつた日から起算して2年を経過しない者
②この法律の規定その他社会福祉又は保健医療に関する法律の規定であつて政令で定めるものにより、罰金の刑に処せられ、その執行を終わり、又は執行を受けることがなくなつた日から起算して2年を経過しない者
③第四十八条の七の規定により登録を取り消され、その取消しの日から起算して2年を経過しない者
④法人であつて、その業務を行う役員のうちに前三号のいずれかに該当する者があるもの
2019 年に被後見人や被保佐人の方でも社会福祉士になれる様、制度改正によって欠格条項が撤廃されました。
社会福祉士の倫理綱領
共通P-268
社会福祉士の倫理綱領
「倫理綱領」とは、専門職であるための倫理的行動指針です。
社会福祉士の倫理綱領(6原理)を覚えましょう。
①「人間の○○」
社会福祉士は、すべての人々を、出自、人種、民族、国籍、性別、性自認、性的指向、年齢、身体的精神的状況、宗教的、文化的背景、社会的地位、経済状況などの違いにかかわらず、かけがえのない存在として尊重する。
②「○○」
社会福祉士は、すべての人々を生まれながらにして侵すことのできない権利を有する存在であることを認識し、いかなる理由によってもその権利の抑圧・侵害・略奪を容認しない。
③「○○○○」
社会福祉士は、差別、貧困、抑圧、排除、無関心、暴力、環境破壊などの無い、自由、平等、共生に基づく社会正義の実現をめざす。
④「○○○○○」
社会福祉士は、集団の有する力と責任を認識し、人と環境の双方に働きかけて、互恵的な社会の実現に貢献する。
⑤「○○○の○○」
社会福祉士は、個人、家族、集団、地域社会に存在する多様性を認識し、それらを尊重する社会の実現をめざす。
⑥「○○○存在」
社会福祉士は、すべての人々を生物的、心理的、社会的、文化的、スピリチュアルな側面からなる全人的な存在として認識する。
ゴロ➡「人参🥕たくさん、ぜ~んぶ集める正義者」
①人間の尊厳、②人権、⑤多様性の尊重、⑥全人的存在、④集団的責任、③社会正義
ソーシャルワークの各種定義《まとめ》
・社会福祉士及び介護福祉士法
ゴロ➡「錬成の試合、秘密にしよう」
①連携②誠実③資質④秘密⑤信用
・社会福祉士の倫理綱領
ゴロ➡「人参🥕沢山、全部集める正義者」
①人間②人権③多様性④全人的⑤集団⑥正義
・ソーシャルワークのグローバル定義の4原理
ゴロ➡「(人)参、沢山、集める正義者」
①人権②多様性③集団④正義
・ソーシャルワークのグローバル定義の4任務
ゴロ➡「パワーの解決編」
①エンパワメント②開発③結束④変革
ダウンロードは下記リンクより
ソーシャルワークの各種定義.pdf
2000 年にモントリオールにて採択された「ソーシャルワークの定義」が、2014 年の改定により、定義を見直しグローバルに生まれ変わったものが「ソーシャルワークのグローバル定義」と呼ばれています。問題としては、学習しなくても解ける問題がも多いですが、さらっと目を通しておきましょう。
また、2015 年には「ソーシャルワークのグローバル定義」が日本語に訳され、その際に一文「この定義は、各国及び世界の各地域で展開してもよい」が追加され、まさに「グローバル」となりました。
その為、グローバル定義の4原理は、社会福祉士の倫理綱領にも規定されています。
社会福祉士「三種の神器」
社会福祉士の「三種の神器」とは?
・ネットワーク構築(本講義のみ)
・多職種連携(本講義のみ)
・心理学(別講義でみっちりと)
POINT「試験によく出るのは、スクールソーシャルワーカーと医療ソーシャルワーカーの二つ」by 先生
<スクールソーシャルワーカー(SSW)>
・ネットワークの構築が重要
・チーム体制の構築が重要
<SSWが持つ資格>
「スクールソーシャルワーカーに成りたければ、社会福祉士の資格を取るのが近道」by 先生
・60%…社会福祉士
・30%…精神保健福祉士
・10%…臨床心理士、公認心理士
<医療ソーシャルワーカーの役割>
・療養中の心理的・社会的問題の解決、調整援助
・退院援助
・社会規範援助
ソーシャルワーカーの役割
これからの社会福祉士に求められる力 専門P-281
①多職種・多機関との連携
多様な地域生活課題への対応にあたっては福祉以外の分野も含めた多職種・多機関との連携が不可欠であり、ネットワーキングやコーディネート、ファシリテーションの力が求められる。
②社会資源の編成・開発
地域生活課題への対応を施策化していくため、データを収集・分析し、行政や住民に働きかけるなど、ソーシャルアクションを展開していく力も求められる。
③住民との協働
これからの社会福祉は、社会的孤立を防ぎ、誰もが自分の役割や居場所を持っていきいきと暮らせるように支援していく必要がある。そのためには様々な出会いや交流の場、住民同士が支え合う活動等を地域に創り出していくことが求められる。また、福祉教育等を通じて子どもから大人まで福祉への理解を広げ、地域生活課題を「我が事」としてもらうため、プレゼンテーションやファシリテーションの力が重要である。
④意思決定支援と権利擁護
誰もが当たり前のこととして地域で安心・安全に暮らせるよう、判断能力が不十分な本人に寄り添って意思決定を支援するとともに権利侵害の救済・予防を図ることが重要である。
専門P-282「ソーシャルワーカーの役割」
ソーシャルワーカーには以下のような役割が求められます。
①ブローカー(仲介者):クライエントと必要な資源を結び付ける役割
②エデュケーター(教育者):クライエントに必要な情報やスキルを学習する機会を提供する役割
③ネゴシエーター(交渉者):クライエントの問題解決のために利害関係のある関係者と話し合う役割
④イネーブラー(力を添える者):クライエントに支援、励まし、指示等を与えることで適切に課題を遂行したり問題解決をできるようにする役割
⑤メディエーター(媒介者):クライエントと社会システムの不調和から生じるニーズに対して葛藤を解決し調整する役割
ゴロ➡「ネコの交渉、メディアを介した「いいね」の力」
①ネゴシエーター・交渉者、②メディエーター・媒介者、③イネーブラー・力添える者
意味➡①ネゴる=「交渉する」のビジネス用語
意味➡②メディア=媒体、媒介者
意味➡③イネーブル=「en-able」=「可能にする」
意味➡⑤ブローカー=闇のブローカーなど「仲介者」のイメージ
意味➡⑥エデュケーター(education=教育)教育者
第31 回 問題107
ソーシャルワークの援助過程におけるソーシャルワーカーの役割に関する次の記述のうち、最も適切なものを 1 つ選びなさい。
1,ブローカーは、クライエントと必要な資源を結び付ける。
2,エデュケーターは、クライエントと社会システムの不調和から生じるニーズに対して、葛藤を解決し、調整する。
3,ネゴシエーターは、クライエントに必要な情報やスキルを学習する機会を提供する。
4,イネーブラーは、クライエントの問題解決のために利害関係のある関係者と話し合う。
5,メディエーターは、クライエントに支援、励まし、指示を与えることで、適切に課題を遂行したり、問題解決をできるようにする。
【解説】
1,○ ブローカーとは「仲介者」の事。
2,✕ エデュケーターは、エデュケーション(教育者)。選択肢はメデュエーターの説明。
3,✕「ネゴる」交渉の事。選択肢はエデュケーターの説明。
4,✕「イネブル」=「en-able」可能にする(力を添える者)選択肢はネゴシエーターの説明。
5,✕「メディエーター」=「メディア」媒介者。選択肢はイネーブラーの説明。
多職種連携
チームアプローチ3つのモデル専門P-269
①マルチディシプリナリ・モデル(権威モデル)
チームメンバーである各専門職種がそれぞれの専門分野における目標を設定し、各アセスメントやケアを行うアプローチで、精神科領域では救急・急性期医療等を中心に見られるチーム形態です。チームを構成する専門職間に医師を頂点とした階層関係があり、各専門職のチーム内での役割は固定的で相互作用性も小さいという特徴があります。
②インターディシプリナリ・モデル(コンセンサスモデル)
利用者が持つ複数のニーズに対応する他分野によるケアサービスの提供の為、1 つの目標に対して緊密に相互連携し、ケアを進めていくアプローチです。メンバー間に階層性はなく相互作用性が大きいチームの形です。主に退院を目指した精神科リハビリテーション病棟におけるチームなどの形です。
③トランスディシプリナリ・モデル (マトリックスモデル)
チームの中で各メンバーが果たすべき役割を、意図的・計画的に専門分野を超えて横断的に共有した役割解放を行うアプローチです。インターディシプリナリ・モデルと同じく、メンバー間に階層性はなく相互作用性が大きいチームの形です。インターディシプリナリ・モデルとの違いは、役割固定性の強さに違いがあります。
まとめ
チームアプローチは、階層性と役割固定制の程度によって3つのモデルに分けられる。
①マルチ…医師を頂点とした階層性があり、役割は固定。
②インター…階層性がなく、役割が固定されていないが、役割代替はなし。
③トランス…では階層性もなく、役割も固定されず役割代替が容認され、横断的な支援が可能です。
階層性 | 役割固定 | 相互作用 | |
---|---|---|---|
マルチ | 医師を頂点にした階層性あり | 固定的で強い | 小さい |
インター | 階層性なし | 役割固定なし、役割代替なし | 大きい |
トランス | 階層性なし | 役割固定なし、役割代替あり | 大きい |
動機づけ理論
第1回オンラインスクールの資料です。去年も、語呂合わせで覚える方法が紹介されました。(恐らく2期生のどなたかが考えた語呂合わせです)
私の語呂合わせと下のゴロも参考に、覚えやすいゴロで覚えて下さい。
ゴロ➡モチベーション理論語呂合わせ
動機づけ理論
1,モチベーションの内容理論
マズロー、マクレランド、アルダーファ、ハーズバーグ、マグレガー
2,モチベーションの過程理論
ブルーム
3,その他
デシ
共通P-450
<モチベーションの内容理論>
1,マクレランド「欲求理論」
ゴロ➡ランドに行きたいのは、たけしか?
達成欲求、権利欲求、親和欲求、回避欲求
1)達成欲求(達成動機)を持つ人:成功の報酬よりも、自身がそれを成し遂げたいという欲求から努力をする。適度なリスクのある仕事を好む。
2)権力欲求(権力動機)を持つ人:他者にインパクトを与え、影響力を行使してコントロールしたい。責任を与えられることを楽しむ。
3)親和欲求(親和動機)を持つ人:他者との交友関係を作り上げることについて極めて積極的。
4)回避欲求(回避動機)を持つ人:失敗や困難な状況を回避したい。
2,ハーズバーグ「動機づけ・衛生理論」
ゴロ➡衛生的なハンバーグにドキドキ
動機づけ理論…仕事に満足を与える要因(達成、承認、仕事そのもの、責任、昇進など)
衛生理論…仕事に不満足を与える要因(会社の⽅針、監督、労働条件、給与など)
3,マグレガー「XY理論」
ゴロ➡マックの Y さん働き者
Y理論…内発的に努⼒する
X理論…アメと鞭で動機づけを⾼める
<モチベーションの過程理論>
ブルーム「期待理論」:モチベーションの強さは①×②×③①行動の結果としての成果、②成果=報酬である、③報酬は自分にとって価値がある
動機づけ理論はここで終了です。
過去問にトライ
【第29 回 問題92】共通P-264
「ソーシャルワークのグローバル定義」(2014 年)におけるソーシャルワークの中核をなす原理として、正しいものを1つ選びなさい。
1,個人的正義
2,集団主義
3,自民族中心主義
4,自己責任
5,多様性尊重
(注)「ソーシャルワークのグローバル定義」とは、2014年7 月の国際ソーシャルワーカー連盟(IFSW)と国際ソーシャルワーク学校連盟(IASSW)の総会・合同会議で採択されたものを指す。
【解説】
一般常識的に、1~4は選択できませんよね。
5,○ ソーシャルワークのグローバル定義は2015に日本語訳されたものが取り入れられ、社会福祉士の倫理綱領にも取り入れられました。その為、倫理綱領の6つの原理のうち4つはグローバル定義から取り入れられています。
第30 回 問題92共通P-264
「ソーシャルワークのグローバル定義」(2014 年)におけるソーシャルワーク専門職の中核となる任務として、正しいものを1つ選びなさい。
1,人々のエバリュエーション
2,技術開発の促進
3,自民族中心主義の促進
4,自己変革の促進
5,人々のエンパワメントと解放
(注)「ソーシャルワークのグローバル定義」とは、2014年7 月の国際ソーシャルワーカー連盟(IFSW)と国際ソーシ
ャルワーク学校連盟(IASSW)の総会・合同会議で採択されたものを指す。
【解説】
中核をなす任務については、社会変革、社会開発、社会的結束、人々のエンパワメントと開放。
ゴロ➡「パワーの解決編」
5,○
第31 回 問題92共通P-264
「ソーシャルワークのグローバル定義」(2014 年)に関する次の記述のうち、適切なものを2つ選びなさい。
まずは、二択である事に要注意!これ絶対間違ってはいけません。
1,定義は、各国および世界の各地域で展開してもよい。
2,中核となる原理の一つに画一性の尊重がある。
3,セラピーやカウンセリングを含めず実践する。
4,複数の学問分野をまたぎ、その境界を越えていく。
5,経済成長が社会開発の前提条件になるとされている。
(注)「ソーシャルワークのグローバル定義」とは、2014年7 月の国際ソーシャルワーカー連盟(IFSW)と国際ソーシ
ャルワーク学校連盟(IASSW)の総会・合同会議で採択されたものを指す。
【解説】
1,○ 2014年の改定と言えば、このグローバルな視点「世界の各地域で展開しても良い」が追加された事にあります。
2,「画一性の尊重」って?一般常識的に✕です。
3,セラピーやカウンセリングを「含めず」?って間違い選択肢の臭いプンプンです。
4,○ 素晴らしい定義で私はすごく好きです。学問分野の境界を越える…素晴らしい。
5,ここで言う「社会開発」とは経済的発展ではなく、むしろ、社会システムの開拓であったり、新たなニーズの充足の為に行われる社会活動などの事を言う。✕
第33回 問題92共通P-264
次のうち、「ソーシャルワーク専門職のグローバル定義」(2014 年)が「ソーシャルワークの定義」(2000 年)と比べて変化した内容として、最も適切なものを1 つ選びなさい。
1,人間関係における問題解決を図ることが加えられた。
2,中核をなす原理として、社会の不変性の尊重が容認された。
3,実践の基盤として、社会システムに関する理論の導入が加えられた。
4,定義は、各国及び世界の各地域で展開することが容認された。
5,人々が環境と相互に影響し合う接点に介入することが加えられた。
(注)1 「ソーシャルワーク専門職のグローバル定義」とは、2014 年 7 月の国際ソーシャルワーカー連盟(IFS
W)と国際ソーシャルワーク学校連盟(IASSW)の総会・合同会議で採択されたものを指す。
2 「ソーシャルワークの定義」とは、2000 年 7 月の国際ソーシャルワーカー連盟(IFSW)で採択されたものを
指す。
【解説】
1,「人間関係における問題解決を図る」ことが加えられたのはソーシャルワークの定義(2000年)の為 ✕
2,「社会の不変性の尊重」の定義は容認されていない。
3,「社会システムに関する理論」などの導入も容認されていない。
4,○ 前問題と同じですね。
5,「人々が環境と相互に影響し合う接点に介入する」ことが加えられたのはソーシャルワークの定義(2000年)の為 ✕
第28回 問題91
日本社会福祉士会が定める「社会福祉士の行動規範」における専門職としての倫理責任に関する次の記述のうち、正しいものを2 つ選びなさい。
1,専門職集団としてではなく、個人として責任ある行動をとらなければならない。
2,他の社会福祉士が非倫理的な行動をとった場合、関係機関などに対し、適切な行動をとるよう働きかけなければならない。
3,研修や自主勉強会等の機会を活かして、常に自己研鑚に努めなければならない。
4,社会的信用を高めることよりも、専門職集団の利益を優先しなければならない。
5,調査研究の結果を公表する場合、調査者の利益を優先しなければならない。
【解説】共通P-275
※「社会福祉士の行動規範」における「IV.専門職としての倫理責任」からの出題です。
1,✕
倫理綱領4 専門職としての倫理責任
2.専門職の啓発
2-3 社会福祉士は、個人並びに専門職集団として、責任ある行動をとり、その専門職の役割を啓発するよう努めなければならない。
2,○
倫理綱領4 専門職としての倫理責任
4.社会的信用の保持
4-2 社会福祉士は、他の社会福祉士の行為が倫理綱領および行動規範を逸脱するとみなした場合は、本人が所属する社会福祉士会や関係機関などに対して適切な対応を取るよう働きかけなければならない。
3,○
倫理綱領4 専門職としての倫理責任
1.専門性の向上
1-1 社会福祉士は、研修・情報交換・自主勉強会などの機会を活かして、常に自己研鑽に努めなければならない。
4,✕
倫理綱領1 クライエントに対する倫理責任
2.クライエントの利益の最優先
社会福祉士は、業務の遂行に際して、クライエントの意思を尊重し、その利益の最優先を基本にしなければならない。
5,✕
倫理綱領4 専門職としての倫理責任
7.調査・研究
7-2 社会福祉士は、調査・研究の対象者とその関係者の人権に最大限の配慮をしなければならない。
第29回 問題85共通P-277
調査者の倫理に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
1,仮説と異なるデータが得られた場合でも、そのデータも含めて報告書をまとめなければならない。
2,学術研究上の調査は、調査対象者に強制的に回答を求める必要がある。
3,調査対象者への謝礼は、謝礼目的で迎合的な回答をする恐れがあるので、禁じられている。
4,調査対象者に調査の協力依頼をする際には、誤解がないように電話ではなく、文書で行わなければならない。
5,公益社団法人日本社会福祉士会が作成した社会福祉士の倫理綱領および行動規範には、調査や研究に関する専門職としての倫理責任についての項目はない。
【解説】
1,あたり前です。○
2,「強制的」には、あり得ません。
3,✕ これは覚える必要ありです。「謝礼」と言うと、なんか現金な話になってしまうのですが、解答者への謝礼を付して調査を依頼する事は多いです。
4,✕ 特にその様な義務的な規範はない
5,✕ 「倫理綱領4」「専門職としての倫理責任」「7.調査・研究」にその旨が記載されています。
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