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過去問あるある《その1》

受験に役立つ勉強

問題を解いていると、○と✕の法則みたいなものが見えてきます。過去問10年分から、そんな「あるある」の《その1》です。最終的に、選択肢に迷ったら、神様にお願い・・・などもアリですね。

「限って」「限る」「限られる」は ✕ が多い

過去問を解いていると、何となく感じるんですよね・・・。「限って」「限る」「限られる」は ✕ が多いんじゃないの? そんな疑問に対して、過去10年間の選択肢から信憑性を確認してみました。どうしても分からない場合の最後の手段としてどうでしょうか・・・。

とにかく、これまで出題されている問題は「✕」ばかりです

【問題26-13】
介護保険法に規定される要介護認定に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。
要介護認定の対象は、65歳以上の者に限られる。
➡  要介護認定は40歳以上の特定疾病の診断を受けた人も対象となります。

【問題28-15】
ウェーバー(Weber,M.)の支配の諸類型に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。
合法的支配とは、ある私的な関係に限って認められたルールに基づく支配体制である。
➡  合法的支配とは、法や規則に基づいた支配のことです。

【問題28-36】
厚生労働省による「市民後見推進事業」に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。
市民後見人は、一定額以上の所得税を納めた市民に限られる
➡  市民後見人の要件に設問のような規定はありません。

【問題28-55】
健康保険制度の保険給付に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。
被扶養者に対する家族療養費の支給は、被扶養者が被保険者と同一世帯に居住する場合に限られる。
➡  被扶養者に対する家族療養費の支給は、被扶養者が被保険者と同一世帯に居住する場合に限られません。

【問題28-74】
理学療法士、作業療法士、言語聴覚士に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。
理学療法士、作業療法士の配置が必要とされるのは、病院、診療所に限られる。
➡  理学療法士、作業療法士は、病院、診療所以外にも、介護施設などさまざまな場所で必要とされています。

【問題28-99】
システム理論に基づく相談援助の対象に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。
クライエント・システムの単位は、小集団に限られる。
➡  クライエントシステムは、ミクロからマクロレベルまで単位とします。

【問題28-149】
更生保護施設に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。
更生保護施設の運営は、社会福祉法人に限定される。
➡  運営は更正保護法人、社会福祉法人、NPO法人などがあります。

【問題29-7】
日本の社会保険制度に関する次の記述のうち、適切なものを1つ選びなさい。
給付の形態は、現金給付に限られる。
➡  介護と医療に関しては原則、現物給付となり、そのほかは金銭での給付となります。

【問題29-119】
社会福祉法人に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
第二種社会福祉事業の経営主体は、社会福祉法人に限られる
➡  届出をすれば事業経営が可能であり、経営主体に制限はありません。

【問題30-23】
「障害者差別解消法」( 2013年( 平成25年 )及び「基本方針」( 2015年( 平成27年 )2月閣議決定 )に規定された行政機関等及び事業者による社会的障壁の除去の実施についての必要かつ合理的な配慮の内容に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。
配慮の対象は、いわゆる障害者手帳の所持者に限られる
➡  配慮の対象は、障害者手帳の所持者に限られません。

【問題30-147】
更生保護制度に関する次の記述のうち、正しいものを2つ選びなさい。
更生保護の対象者は、保護観察に付されている者に限る。
➡  更生保護の対象者は、保護観察に付されている者以外に、仮釈放に付された者なども対象になります。

【問題32-35】
ボランティア活動について各法律で規定されている事項に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。
社会福祉法では、災害救助法が適用される災害が発生した場合、都道府県共同募金会は、当該都道府県の区域内に限って災害ボランティアセンターの経費に準備金を拠出しなければならないとされている。
➡  選択肢の内容は、「当該都道府県の区域内に限って」という部分が誤りです。
阪神淡路大震災をきっかけに、2000年に災害時の共同募金について社会福祉法(当時の社会福祉事業法)の法改正がされています。そこでは、災害が発生した際は準備金を他の都道府県にも支援として拠出できるとされました。

【問題32-62】
医療観察制度に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
(注)「医療観察法」とは、「心神喪失等の状態で重大な他害行為を行った者の医療及び観察等に関する法律」のことである。
対象者は、起訴された者に限られており、起訴されていない者は含まれない。
➡  起訴されていない者でも、対象となります。

【問題32-148】
更生緊急保護に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。
刑事施設の長又は検察官がその必要があると認めたときに限って行われる。
➡  更生緊急保護は要件を満たす者で、保護観察所の長が必要を認めたときに限り行われます。

【問題33-4】
日本における癌(悪性新生物)に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。
がんの治療は、手術療法に限られる。
➡  がん治療は手術療法だけでなく、薬物療法や化学療法等も存在します。

【問題33-70】
医療保険制度における保険者とその被保険者に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。
後期高齢者医療制度の被保険者は、75歳以上の者に限られる。
➡  後期高齢者医療制度の被保険者は、75歳以上の者と65歳以上75歳未満の一定の障害認定を受けた者である為誤答となります。

【問題33-71】
公的医療保険の保険給付に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
医療保険の保険給付は、現物給付に限られる。
➡  医療保険の給付には、現金給付と現物給付があるため誤りです。

【問題33-134】
老人福祉法に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。
特別養護老人ホームについて、高齢者がやむを得ない事由により自ら申請できない場合に限って、市町村の意見を聴いた上で都道府県が入所措置を行う。
➡  特別養護老人ホームの入所措置は、市町村が行ないます。

【問題34-63】
生活保護法が規定する基本原理・原則等に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。
保護を申請できるのは、要保護者及びその扶養義務者に限られている。
➡  保護を申請できるのは、「要保護者」「扶養義務者」「同居の親族」です。

【問題34-83】
成年後見制度における市町村長の審判申立てに関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。(注)「成年後見関係事件」とは、後見開始、保佐開始、補助開始及び任意後見監督人選任事件をいう。
市町村長申立ては、後見開始及び保佐開始の審判に限られ補助開始の審判は含まれないとされている。
➡  市町村長申立てには、補助開始の審判も含まれます

【問題34-142】
児童相談所の一時保護に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
一時保護は児童相談所に設置されている一時保護所に限って行う。
➡  一時保護所以外に、警察署、医療機関、児童福祉施設などに一時保護を委託することも可能です。

【問題35-6】
次の記述のうち、ハーディン(Hardin, G.)が提起した「共有地の悲劇」に関する説明として、最も適切なものを1つ選びなさい。
本来、社会で広く共有されるべき公共財へのアクセスが、特定の成員に限られている状況を指す
➡ 「共有地の悲劇」においての共有地は、特定の成員に限らず全ての人に開かれ、利用できる状態となっています。選択肢の内容は逆の説明となっていますので不適切です。

【問題 介護福祉31-99】
唾液腺と唾液に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。
唾液分泌は食事摂取時に限られる。
➡  唾液には、刺激のないときに分泌される安静時唾液と食事等の刺激によって分泌される反射(刺激)唾液があります。これらによって、口腔内は常に湿っています。


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