生活保護制度の現状(最新2023年度)
こちらの記事は、R8年の受験生用に「令和5年度 被保護者調査@厚生労働省(ダウンロード版)」から抜粋した最新データーになります。
被保護者数(世帯別)160万世帯
被保護者数(世帯別)暗記160万世帯
令和5年(2023年度)も昨年と順位の入れ替わりなどはありません。
➡被保護世帯総数は、1,650,478世帯で前年より+7,015世帯で若干増えています。
➡1位【高齢者世帯】+20世帯、2位【障害者等世帯】+3,435世帯、3位【その他】+5,635世帯、4位【母子世帯】-2,630世帯となっています(一部カウント不明数があります)。

被保護者数(人員数)200万人
被保護者数(総数)暗記200万人
令和5年(2023年度)も昨年と順位の入れ替わりなどはありません。
➡被保護実人員数は、2,020,576人で-4,010人で若干減りました。
➡扶助別に見ると、1位【生活扶助】2位【住宅扶助】3位【医療扶助】

保護開始理由
保護開始理由暗記「貯金等の減少・喪失」が最も多い。
令和5年(2023年度)も昨年と順位の入れ替わりなどはありませんが、2位、3位は「働きによる収入の減少・喪失」と「傷病による」がほぼ同数となっている。

保護廃止理由
保護廃止理由暗記「死亡」が最も多い。
令和5年(2023年度)も昨年と順位の入れ替わりなどはありません。

まとめ
1,生活保護の受給者数は、2015年あたりから一貫して減り続けており、生活困窮者自立支援制度などが拡充された為と思われる。ただし、2021年以降あたりから平行線を保つ動きが予測される。
生活保護、保護費額別ランキング
1位,医療
2位,生活
3位,住宅
生活保護、保護人員数ランキング
1位,生活
2位,住宅
3位,医療
【コロナ禍の影響】
2020年3月からコロナ禍に入り、9月までは保護人員数は減少傾向。これからは少しずつ増える見込み。
生活保護 保護世帯数
1位,高齢者世帯90万世帯、全体の約半数、ほとんどが一人暮し。
2位,障害、疾病世帯40万世帯
3位,その他
4位,母子世帯
保護開始理由(2位3位が入れ替わり)
1位,預貯金の減少
2位,疾病による
3位,働きによる収入の減少
今まで➡ 1位,変わらず、2,疾病による、3,働きによる収入の減少
※コロナ禍で2位と3位が入れ替わる。
保護の廃止理由は、ずっと死亡が原因。
第33回 問題63(被保護者調査)
「生活保護の被保護者調査(平成30年度確定値)」(厚生労働省)に示された、2018年度(平成30年度)における生活保護受給者の動向に関する記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。
1,被保護実人員(保護停止中を含む)は、1995年(平成7年度)の時点よりも増加している。
2,保護率(人口百人当)は、16.6%である。
3,保護開始の主な理由は、「傷病による」の割合が最も多い。
4,保護停止の主な理由は、「働きによる収入の増加・取得・働き手の転入」の割合が最も多い。
5,保護の種類別にみた扶助人員は、住宅扶助より教育扶助がの方が多い。
解答
1,○ 1995年以降から急速に増えており、2015年ごろからは緩やかに減少している。
2,計算で概数が導きだせる様に。被保護者総数200万人、人口12800万人として1.56%程度。桁が違います。
3,預貯金等の減少が1位。1位は毎年変わる事がない。
4,廃止理由は、ダントツ死亡が1位で、近年で入れ替わりはない。
5,住宅扶助は第2位、教育扶助はランキングしていない。

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