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ICFの「総まとめ」

受験に役立つ勉強

国際生活機能分類(ICF)については毎年頻出の問題ですが、とにかくとらえどころが無く、なかなか理解に苦しむところ。結局「もう、ICFは捨てた!」となってしまいがち。ここでは、問題文から「とらえどころ」を掴かむ為の学習方法を紹介します。
参考資料)ICF(国際機能分類)生きる事の「全体像」について(@厚生労働省)

「ICIDH」と「ICF」との関係性

「ICIDH」は上段の図、「ICF」は右下。左下は「ICF」を地層でイメージでした図。
過去の問題文から凝集して図にしています。
最初は下の画像を保存してプリントアウトしてから、問題文と照らし合わせてご利用下さい

ICF総まとめ(PDF版)ダウンロード

出題の傾向と対策

これまでの過去問題から、どの様な出題傾向があるのか確認してみます。前回36回の試験では、事例問題が出ています。次回以降の試験でも、事例や分類などの問題が出る可能性は高いです。
※( )内は過去の出題、(中央-1、-2)は、中央法規の模擬問題です。(R6-カリスマ)は36回のカリスマ先生の予想問題です。
POINT「活動」や「参加」など、捉え方によって分類が変わる為、文章を突き詰めると混乱してしまいます。また、ネットの情報も曖昧なので余計に混乱する為、問題文が「〇」か「✕」かが分かればOKです。

ICFの知識と定義
1〇 世界保健機関(WHO)により採択され、国際的に用いられている。(28回-問題3)
2✕ 対象は、障害のある人に限られる。(28回-問題3)
  ➡すべての人が対象
3✕ 対象は、障害のある人に限られる。(R6-カリスマ)
4✕ 障害を、社会環境から切り離して捉えている。(28回-問題3)
  ➡包括して捉える
5✕ ICFは生活機能や障害の過程をモデル化するものである。(中央-2)
  ➡障害の過程をモデル化するものは、ICIDHの考え方

ICFの分類
健康状態
6✕ 健康状況とは、課題や行為の個人による遂行のことである。(28回-問題3)
  ➡問題文は「活動」の説明
7✕ 健康状態とは、心身機能と身体構造、活動、参加の包括的用語である。(中央-2)
  ➡問題文は「生活機能」の事

生活機能
8✕ 生活機能とは、心身機能、身体構造及び活動の三つから構成される。(31回-問題3)
  ➡「心身機能・身体構造」「活動」「参加」の3要素
9〇 生活機能とは、心身機能・身体構造、活動、参加の三つから構成される。(R6-カリスマ)
10✕ 生活機能と障害の構成要素は、環境因子と個人因子である。(27回-問題2)
  ➡問題文は「背景因子」の説明

心身機能・身体構造
11✕ 歩行は、「心身機能・身体構造」に分類される。(32回-問題4)
  ➡ADLなので、活動に分類
12✕ 年齢、性別は「心身機能」に分類される。(36回-問題2)
  ➡個人の情報は「個人因子」に分類

活動
13✕ 活動とは、生活や人生場面への関わりのことである。(31回-問題3)
  ➡問題文は「参加」の説明
14✕ 「活動」とは、生活・人生場面への関わりのことである。(35回-問題2)
15✕ 活動とは、生活や人生場面への関わりの事である。(R6-カリスマ)
16✕ ICFの活動とは、生活・人生場面の関わりの事である。(中央-1)
17✕ 片麻痺は、「活動」に分類される。(32回-問題4)
  ➡片麻痺は、体の構造なので「心身機能・身体構造」
18✕ 気分の落ち込みは、「活動」に分類される。(32回-問題4)
  ➡「心身機能」かな「健康状態」かな?少なくとも「活動」ではない
19〇 手すりに伝って歩くことは「活動」に分類される。(36回-問題2)
20〇 活動と参加は、能力と実行状況で評価される。(R6-カリスマ)
21〇 活動とは、能力と実行状況で評価される。(31回-問題3)
22〇 活動とは、課題や行為の個人による遂行の事である。

参加
23〇 参加とは、生活・人生場面へのかかわりの事である。(27回-問題2)
24✕ 近隣に長女が住んでいるのは「参加」に分類される。(36回-問題2)
  ➡自分以外の人は「環境因子」

環境因子
25〇 出勤時間調整の職場の配慮は、「環境因子」に分類される。(32回-問題4)
26〇 仕事上の仲間は「環境因子」の一つである。(35回-問題2)
27✕ 背景因子の構成要素は、心身機能と身体構造、活動と参加である。(27回-問題2)
  ➡「環境因子」と「個人因子」
28✕ デイサービスの利用は「環境因子」に分類される。(36回-問題2)
  ➡「参加」に分類

個人因子
29✕ 個人因子には、促進因子と阻害因子がある。(31回-問題3)
  ➡「環境因子」の説明
30✕ 個人因子には、促進因子と阻害因子がある。(R6-カリスマ)
31✕ 歩行に用いた杖と下肢装具は、「個人因子」に分類される。(32回-問題4)
  ➡杖や装具は「環境因子」
32✕ その人の住居は「個人因子」の一つである。(35回-問題2)
  ➡住居も「環境因子」
33✕ 左片麻痺は「個人因子」に分類される。(36回-問題2)
  ➡「心身機能・身体構造」に分類
34✕ ICFにおいて人生を送っている物的な環境や社会環境は、個人因子である。(中央-1)
  ➡「環境因子」の説明
35✕ ICFの個人因子は、促進因子と阻害因子で評価される。(中央-1)
  ➡「環境因子」の説明

背景因子
36✕ 背景因子は、すべて促進因子と阻害因子で評価される。(中央-2)
  ➡「環境因子」の説明

社会的不利
37✕「社会的不利」はICFの構成要素の一つである。(35回-問題2)
  ➡「ICIDH」の構成要素

機能障害(心身機能・身体構造に問題が生じた状態)
38✕ 機能障害とは、個人が何らかの生活・人生場面にかかわるときに経験する難しさの事である。(27回-問題2)
  ➡「参加制約」の説明
39〇 ICFの機能障害とは、著しい変異や喪失などといった、心身機能又は身体構造上の問題である。(中央-1)

活動制限(活動に問題が生じた状態)
参加制約(参加に問題が生じた状態)
40✕ ICFの参加制約とは、障害による社会活動や個人活動の制限の事である。(中央-1)
  ➡「活動制限」の説明
41✕ 参加制約とは、個人が活動を行うときに生じる難しさのことである。(31回-問題3)
  ➡「活動制限」の説明

実行状況(現在の状態における課題の遂行能力)
42✕ 実況状況は、標準的環境における課題の遂行能力を表す。(中央-2)
  ➡「実行状況」は、現在の状態における課題の遂行能力の事

ICIDHとの比較
43✕(ICFとは)障害を機能障害、能力障害、社会的不利に分類したものである。(28回-問題3)
  ➡「ICIDH」の説明
44✕ ICFは、病気やその他の健康状態を病院を枠組みに立って分類したものである。(27回-問題2)
  ➡「ICIDH」の説明

事例問題(解答は上の分類に入れてます)
【 第32回 問題4 】
事例を読んで、国際生活機能分類(ICF)に基づいて分類する場合、正しいものを1つ選びなさい。
[事例]Aさん(50歳、男性)は、脳出血により片麻痺を残したが、リハビリテーションによって杖と下肢装具を用いた自立歩行を獲得し、復職を達成した。混雑時の通勤の負担と、思うようにならない気分の落ち込みから仕事を休みがちとなったが、職場より出勤時間の調整が図られ、仕事を再開するに至った。
1 片麻痺は、「活動」に分類される。
2 歩行は、「心身機能・身体構造」に分類される。
3 歩行に用いた杖と下肢装具は、「個人因子」に分類される。
4 気分の落ち込みは、「活動」に分類される。
5 〇 出勤時間調整の職場の配慮は、「環境因子」に分類される。

【 第36回 問題2 】
Aさん(78歳、男性)は脳梗塞を発症し左片麻痺(かたまひ)となった。室内は手すりを伝って歩いている。外出時は車いすが必要で、近隣に住む長女が車いすを押して買物に出かけている。週1回のデイサービスでのレクリエーションに参加するのを楽しみにしている。
1 年齢、性別は「心身機能」に分類される。
2 左片麻痺は「個人因子」に分類される。
3 〇 手すりに伝って歩くことは「活動」に分類される。
4 近隣に長女が住んでいるのは「参加」に分類される。
5 デイサービスの利用は「環境因子」に分類される。

《復習》一問一答44問

上の問題をシャッフルしています。復習して覚えて下さい。
ナンバーリングは上の問題文と同じです。

1 世界保健機関(WHO)により採択され、国際的に用いられている。(28回-問題3)
39 ICFの機能障害とは、著しい変異や喪失などといった、心身機能又は身体構造上の問題である。(中央-1)
26 仕事上の仲間は「環境因子」の一つである。(35回-問題2)
3 対象は、障害のある人に限られる。(R6-カリスマ)
8 生活機能とは、心身機能、身体構造及び活動の三つから構成される。(31回-問題3)
19 手すりに伝って歩くことは「活動」に分類される。(36回-問題2)
27 背景因子の構成要素は、心身機能と身体構造、活動と参加である。(27回-問題2)
9 生活機能とは、心身機能・身体構造、活動、参加の三つから構成される。(R6-カリスマ)
10 生活機能と障害の構成要素は、環境因子と個人因子である。(27回-問題2)
4 障害を、社会環境から切り離して捉えている。(28回-問題3)
11 歩行は、「心身機能・身体構造」に分類される。(32回-問題4)
21 活動とは、能力と実行状況で評価される。(31回-問題3)
14 「活動」とは、生活・人生場面への関わりのことである。(35回-問題2)
36 背景因子は、すべて促進因子と阻害因子で評価される。(中央-2)
18 気分の落ち込みは、「活動」に分類される。(32回-問題4)
22 活動とは、課題や行為の個人による遂行の事である。
5 ICFは生活機能や障害の過程をモデル化するものである。(中央-2)
15 活動とは、生活や人生場面への関わりの事である。(R6-カリスマ)
34 ICFにおいて人生を送っている物的な環境や社会環境は、個人因子である。(中央-1)
17 片麻痺は、「活動」に分類される。(32回-問題4)
23 参加とは、生活・人生場面へのかかわりの事である。(27回-問題2)
30 個人因子には、促進因子と阻害因子がある。(R6-カリスマ)
24 近隣に長女が住んでいるのは「参加」に分類される。(36回-問題2)
32 その人の住居は「個人因子」の一つである。(35回-問題2)
20 活動と参加は、能力と実行状況で評価される。(R6-カリスマ)
33 左片麻痺は「個人因子」に分類される。(36回-問題2)
25 出勤時間調整の職場の配慮は、「環境因子」に分類される。(32回-問題4)
31 歩行に用いた杖と下肢装具は、「個人因子」に分類される。(32回-問題4)
40 ICFの参加制約とは、障害による社会活動や個人活動の制限の事である。(中央-1)
13 活動とは、生活や人生場面への関わりのことである。(31回-問題3)
41 参加制約とは、個人が活動を行うときに生じる難しさのことである。(31回-問題3)
16 ICFの活動とは、生活・人生場面の関わりの事である。(中央-1)
35 ICFの個人因子は、促進因子と阻害因子で評価される。(中央-1)
28 デイサービスの利用は「環境因子」に分類される。(36回-問題2)
6 健康状況とは、課題や行為の個人による遂行のことである。(28回-問題3)
42 実況状況は、標準的環境における課題の遂行能力を表す。(中央-2)
29 個人因子には、促進因子と阻害因子がある。(31回-問題3)
38 機能障害とは、個人が何らかの生活・人生場面にかかわるときに経験する難しさの事である。(27回-問題2)
2 対象は、障害のある人に限られる。(28回-問題3)
44(ICFとは)障害を機能障害、能力障害、社会的不利に分類したものである。(28回-問題3)
7 健康状態とは、心身機能と身体構造、活動、参加の包括的用語である。(中央-2)
37「社会的不利」はICFの構成要素の一つである。(35回-問題2)
12 年齢、性別は「心身機能」に分類される。(36回-問題2)
44 ICFは、病気やその他の健康状態を病院を枠組みに立って分類したものである。(27回-問題2)  

介護福祉士の過去問にチャレンジ

第31回(平成30年度) 介護の基本 問20
Gさん(68歳、女性、要介護2)は、小学校の教員として定年まで働いた。Gさんは、3年前にアルツハイマー型認知症(dementia of the Alzheimer’s type)と診断された。夫は既に亡くなっており、長男(30歳)と一緒に暮らしている。週に2回通所介護(デイサービス)に通い、レクリエーションでは歌の伴奏をよくしている。その他の日は、近所の人や民生委員、小学校の教え子たちがGさん宅を訪問し、話し相手になっている。
最近、Gさんは食事をとることを忘れていたり、トイレの場所がわからず失敗したりすることが多くなった。

1,アルツハイマー型認知症(dementia of the Alzheimer’s type)は、「心身機能・身体構造」にあたる。
2,レクリエーションで歌の伴奏をすることは、「参加」にあたる。
3,近所の人や民生委員、小学校の教え子は、「個人因子」にあたる。
4,小学校の教員をしていたことは、「環境因子」にあたる。
5,トイレの場所がわからなくなることは、「健康状態」にあたる。

第31回(平成30年度) 介護過程 問65
Gさん(79歳、男性)は認知症対応型共同生活介護(グループホーム)に入居している。短期目標を「なじみの店で買物ができる(2か月)」として、月3回の買物を計画し実施した。初回は順調であったが、2回目にレジで後ろに並ぶ人から、「遅い、早くして」と言われて、H介護福祉職が支払った。GさんはH介護福祉職に、「ほしい物を選んでも、自分で支払わないと買った気にならん」と言い、その後、楽しみにしていた買物に行かなくなった。
ICF(International Classification of Functioning, Disability and Health:国際生活機能分類)の視点に基づいて介護計画の内容を見直すにあたり、最も配慮すべき構成要素を1つ選びなさい。

1,身体構造
2,個人因子
3,心身機能
4,環境因子
5,活動

第32回(令和元年度) 介護の基本 問19 
ICF( International Classification of Functioning,Disability and Health : 国際生活機能分類 )の視点に基づく環境因子と心身機能の関連を表す記述として、最も適切なものを1つ選びなさい。

1,電気スタンドをつけて、読書を楽しむ。
2,車いすを使用して、美術館に行く。
3,聴力が低下すると、コミュニケーションがうまくとれない。
4,ストレスが溜(た)まると、活力が低下する。
5,床面の性状が柔らかいと、バランスを崩す。

第32回(令和元年度) 障害の理解 問87
ICIDH( International Classification of Impairments,Disabilities and Handicaps : 国際障害分類 )における能力障害として、適切なものを1つ選びなさい。

1,日常生活動作( Activities of Daily Living : ADL )の障害
2,運動麻痺
3,失語
4,職場復帰困難
5,経済的不利益

第33回(令和2年度) 介護の基本 問19 
ICF(International Classification of Functioning, Disability and Health:国際生活機能分類)における環境因子を表す記述として、最も適切なものを1つ選びなさい。

1,アルツハイマー型認知症(dementia of the Alzheimerʼs type)である。
2,糖尿病(diabetes mellitus)があるため服薬をしている。
3,医者嫌いである。
4,町内会の会長を務めていた。
5,娘が近隣に住み、毎日訪問している。

第33回(令和2年度) 障害の理解 問87
ICF(International Classification of Functioning, Disability and Health:国際生活機能分類)の社会モデルに基づく障害のとらえ方に関する記述として、最も適切なものを1つ選びなさい。

1,個人の問題としてとらえる。
2,病気・外傷から直接的に生じる。
3,さまざまな環境との相互作用によって生じる。
4,治療してできるだけ回復させることを目的とする。
5,医療などによる援助を必要とする。

第34回(令和3年度) 介護の基本 問20
Gさん(70歳、男性、要介護2)は、パーキンソン病(Parkinson disease)と診断されていて、外出するときは車いすを使用している。歩行が不安定なため、週2回通所リハビリテーションを利用している。Gさんは、1年前に妻が亡くなり、息子と二人暮らしである。Gさんは社交的な性格で地域住民との交流を望んでいるが、自宅周辺は坂道や段差が多くて移動が難しく、交流ができていない。
Gさんの状況をICF(International Classification of Functioning, Disability and Health:国際生活機能分類)で考えた場合、参加制約の原因になっている環境因子として、最も適切なものを1つ選びなさい。

1,パーキンソン病(Parkinson disease)
2,不安定な歩行
3,息子と二人暮らし
4,自宅周辺の坂道や段差
5,車いす

第36回(令和5年度) 総合問題 問3 
次の事例を読んで答えなさい。
〔事例〕
Cさん(59歳、男性)は、妻(55歳)と二人暮らしであり、専業農家である。Cさんはおとなしい性格であったが、最近怒りやすくなったと妻は感じていた。Cさんは毎日同じ時間に同じコースを散歩している。
ある日、散歩コースの途中にあり、昔からよく行く八百屋から、「Cさんが代金を支払わずに商品を持っていった。今回で2回目になる。お金を支払いにきてもらえないか」と妻に連絡があった。妻がCさんに確認したところ、悪いことをした認識がなかった。
心配になった妻がCさんと病院に行くと、前頭側頭型認知症(frontotemporal dementia)と診断を受けた。
妻は今後同じようなことが起きないように、Cさんの行動を常に見守り、外出を制限したが、疲労がたまり、今後の生活に不安を感じた。そこで、地域包括支援センターに相談し、要介護認定の申請を行い、訪問介護(ホームヘルプサービス)を利用することになった。
その後、妻に外出を制限されたCさんは不穏となった。
困った妻が訪問介護員(ホームヘルパー)に相談したところ、「八百屋に事情を話して事前にお金を渡して、Cさんが品物を持ち去ったときは、渡したお金から商品代金を支払うようにお願いしてはどうか」とアドバイスを受けた。
訪問介護員(ホームヘルパー)が意図したCさんへの関わりをICF(International Classification of Functioning, Disability and Health:国際生活機能分類)に当てはめた記述として、最も適切なものを1つ選びなさい。

1,個人因子への影響を意図して、健康状態に働きかける。
2,健康状態への影響を意図して、心身機能に働きかける。
3,活動への影響を意図して、身体構造に働きかける。
4,参加への影響を意図して、環境因子に働きかける。
5,環境因子への影響を意図して、個人因子に働きかける。

介護福祉士の過去問《解答》

第31回(平成30年度) 介護の基本 問20
1,✕アルツハイマー型認知症(dementia of the Alzheimer’s type)は、「健康状態」にあたる。
2,○レクリエーションで歌の伴奏をすることは「参加」にあたる。
3,✕近所の人や民生委員、小学校の教え子は自分以外なので「環境因子」にあたる。
4,✕小学校の教員をしていたことは、個人の情報の為「個人因子」にあたる。
5,✕トイレの場所がわからなくなることは「健康状態」や「活動制限」にあたるが、どっちでも間違い。深く考えない事もポイント。

第31回(平成30年度) 介護過程 問65
「H介護福祉職が支払った」が問題。この為、Gさんの意欲が低下したと考える。
4,○環境因子「H介護職員」は自分以外で環境因子

第32回(令和元年度) 介護の基本 問19 
まずは、環境因子から探す
1,電気スタンドをつけて、読書✕活動を楽しむ。
2,車いすを使用して、美術館に行く✕参加
3,聴力が低下✕心身機能か健康状態かすると、コミュニケーション✕活動がうまくとれない。
4,ストレスが溜(た)まる✕健康状態と、活力が低下✕心身機能する。
5,○床面の性状が柔らかいと、バランスを崩す

第32回(令和元年度) 障害の理解 問87
プリントアウトした図(ICIDH)を参考にして「機能障害」→「能力障害」→「社会的不利」を確認する。
1,○日常生活動作( Activities of Daily Living : ADL )の障害
  ICIDHの「能力障害」は、ICFでは「活動制限」に分類される。
2,運動麻痺は「機能障害」にあたる。
3,失語は「機能障害」にあたる。
4,職場復帰困難は「社会的不利」にあたる。
5,経済的不利益は「社会的不利」にあたる。

第33回(令和2年度) 介護の基本 問19 
1,✕アルツハイマー型認知症は病気なので「健康状態」である。
2,✕糖尿病は「健康状態」、服薬は「活動」。
3,✕医者嫌いは本人の事なので「個人因子」。
4,✕町内会の会長を務めていたは「参加」。
5,○近隣に住む娘は本人以外で「環境因子」。

第33回(令和2年度) 障害の理解 問87
3,○さまざまな環境との相互作用によって生じる。

第34回(令和3年度) 介護の基本 問20
「参加制約の原因になっている環境因子」
1,✕パーキンソン病「健康状態」
2,✕不安定な歩行「活動制限」
3,✕息子と二人暮らしは、直接関係ない。
4,○自宅周辺の坂道や段差は「参加制約」にあたる。
5,✕車いすは、直接的な関連はない。

第36回(令和5年度) 総合問題 問3 
4,○参加への影響を意図して、環境因子に働きかける。
 「昔からよく行く八百屋」での買い物は「参加」ととらえ、「八百屋に事情を話して事前にお金を渡して、Cさんが品物を持ち去ったときは、渡したお金から商品代金を支払うようにする」は環境への働きかけである。

ICF分類コード表

ICF分類コード表

最後まで読んで頂いて感謝致します。社福の受験で問題が理解できず困っておられる方がいらっしゃれば、メールでも良いのでお知らせ下さい。

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