9/24 新カリ動画対応表をアップロードしました!

別れは突然やってくるもの

社福×ケアマネの仕事

皆さん、こんばんわ。現役ケアマネの「かつみ」です。

見出しの通り、利用者様との別れは、予期せぬ間に突然訪れます。
そんな時、支援者として思うことは、ただ一つ。

自分の支援が果して間違っていなかったのだろうか?

やり残した事が多いほど、支援者の心にも引っかかってしまいます。
今日はそんなお話しです。

87歳、女性、血液透析中、自宅での生活が心配になり、家族が有料への入居を希望されました。
私の法人で、有料老人ホームを経営しており、家族の希望もあり、うちの有料に入居されました。

病院併設の有料であった為、入所当初は、透析通院も楽になり、朝はゆっくりする時間が取れ、利用者様からも喜んで頂いておりました。また、透析通院の送迎は、有料スタッフが行う為、家族様の負担も軽減する事ができておりました。

そんな中、これから生活環境の整備を行いながら、本人の生活の質を上げようと、ケアマネとしては思っておりましたが、入居後、間もなく炎症反応が高いとの理由から、緊急入院になってしまいました。
病院に併設している有料だったので、入院の手続きはスムーズに行う事ができたのですが、問題はその後でした。

入院後、数日にして、その利用者様がご逝去されてしまい、有料に再び帰る事がありませんでした。
あまりにも急な別れとなってしまい、理解できないまま、手続きだけが、淡々と進んでいきました。

・ ここで思うのが、ケアマネとしての支援が間違ってなかったか?
・ 自宅にいる方が、安心して暮らせたのではないか?

そんな、心の引っ掛かりを持ち続けたまま、数日が経過し、今日に至りました。

今日、その家族様が事務所に挨拶に来られ、
「今までありがとうございました。」と私に労いの言葉をかけて下さいました。
今日は(土)なので、普通は休日なのですが、たまたま、出勤していた事と、訪問の合間に事務所に滞在していた事で、ご家族と会う事できましたが、普通なら出勤はしていない日でもありました。
家族様が来所する事も、全く聞いてなかったので、ほんとにたまたま事務所にいた時間で会う事ができました。

その家族の言葉に、私は今まで引っかかっていた心のうちを話す事ができ、目頭が熱くなりながらも、話す事ができました。

今振り返れば、亡くなられた利用者様が家族を通して「ありがとう」と伝えてくれたのだと思います。
自分にはその様に、思え、心の蟠りがすぅっと落ち着く様なそんな気持ちになりました。

その後、私は何もなかったかの様に、次の利用者様の訪問に向かいました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました