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1,医学概論

心臓

【問題】第34回 管理栄養士国家試験 午前問29 
1,僧帽弁を通る血液は、動脈血である。
2,肺静脈を流れる血液は、静脈血である。
3,左心室の壁厚は、右心室の壁厚より薄い。
4,交感神経の興奮は、心拍数を低下させる。
5,アンジオテンシンⅡは、血圧を低下させる。

【解説】
ゴロ➡右は3つ
選択肢3,5が難問になっているが、選択肢1を間違わなければ、答えを導き出す事ができる肺と血液の流れは必ず覚える事これが覚えられなければ、正答率は下がります
1,○ 三尖弁は右、僧帽弁は左。血液の流れは体循環から右に入り、肺を通って左に入る。僧帽弁は左にある為、肺で酸素を取り込んだ動脈血が流れ、身体全体へと循環される。
2,✕ 肺静脈=肺に入る血液は動脈血である。
3,? 右心室の壁厚は身体中に血液を送らないといけないので、右心室の壁圧よりも約3倍厚くなっているらしい。✕
4,✕ 交換神経は活発に活動している際に高くなる為、心拍数は上昇する。
5,? アンジオテンシンⅡは血圧を上昇させるらしい。アンギオテンシンⅠは肝臓で分泌されたアンギオテンシノーゲンからつくられ、アンギオテンシンⅡはアンギオテンシンⅠからアンギオテンシン変換酵素(ACE)によってつくられる。副腎皮質に作用し、アルドステロンが分泌されることによって腎臓の集合管でNaの再吸収が促進され、血圧が上昇する。✕

【問題】第33回 人体の構造と機能及び疾病 問2 
1,肺と右心房をつなぐのは、肺静脈である。
2,左心房と左心室の間には、大動脈弁がある。
3,血液は、左心室から大動脈へと流れる。
4,上大静脈と下大静脈は、左心房に開口する。
5,血液は、大動脈から肺に流れる。

【解説】体循環と肺循環は必ず覚える
1,✕ 心臓から出る➡動脈心臓へ入る➡静脈、心臓から出て肺とつなぐから「肺・動脈」
2,左心房と左心室には?なんだっけ?(○○弁)覚える事!
3,心臓の血液の流れは、右➡左、左心房から大動脈へ流れる。
4,体循環を終えた血液は右心房へ戻る。✕
5,心臓から出て肺に入るのは、肺動脈。✕

支持運動器官

【問題】人体の構造と機能及び疾病について正しいものを1つ選べ。
1,頸椎は12個の骨で構成される。
2,頸動脈は体表から触知できる。
3,大腸は空腸と回腸に分けられる。
4,右肺は2つの肺葉からなる。
5,胃は横隔膜の上にある。

【解説】
1,頚椎、胸椎、腰椎、の数は覚えましょう。✕
数字➡7+5=12(朝7時、昼12時、夕5時)
2,頸動脈はドラマでやってるヤツです。○
3,小腸は空回り、大腸はケッチョケチョ。結腸と直腸です。✕
4,右は三つでしたよね?✕
5,腸が横隔膜の上にあったら、口から腸が出るだろな…✕

DSM-5

【問題】 DSM-5で診断される、抑うつ障害群には、希死念慮など著しい、うつ状態を主症状とする「大うつ病」が含まれる。

【解説】関連リンクより
「抑(よく)うつ」とは、一般的に言う「うつ病」の事で、間違い易い診断で「躁うつ病」があります。 決定的な違いは、躁うつ病は「躁」と「うつ」が交互に起き、抑うつ病は、「うつ」のみです。 抑うつ病が悪化すると、希死念慮が強くなり行動を起こしたりします。そうなれば、大うつ病と診断され入院の対象となります。
答え ○ 

【問題】DSM-5で診断される、強迫性障害には、その中核症状として「脅迫観念」と「脅迫行為」が見られるが、そのうち「脅迫行為」とは、一般的に「脅迫観念」を打ち消す為に行なわれる行為の事を言う。
【解説】強迫行為は、強迫観念から生まれた不安に掻き立てられて行う行為のこと。手が汚いという強迫観念に対して、手を洗いまくるっていうのが強迫行為である。
答え 〇 

【問題】DSM-5で診断される、抑うつ障害群には、希死念慮など著しい、うつ状態を主症状とする「大うつ病」が含まれる。

【解説】「抑うつ」とは、一般的に言う「うつ病」の事で、間違い易い診断で「躁うつ病」があります。 決定的な違いは、躁うつ病は、「躁」と「うつ」が交互に起き、抑うつ病は「うつ」のみです。 抑うつ病が悪化すると、希死念慮が強くなり危険な行動を起こしたりします。そうなれば、大うつ病と診断され入院対象となります。答え 〇

認知症

【問題】 認知症基本法(2024.1成立=共生社会の実現を推進するための認知症基本法)において、「認知症」とは、アルツハイマー病に限り、日常生活に支障が生じる程度にまで認知機能が低下した状態として政令で定める状態をいう。 ⭕ or ✖?

【解説】第二条この法律において「認知症」とは、アルツハイマー病その他の神経変性疾患、脳血管疾患その他の疾患により日常生活に支障が生じる程度にまで認知機能が低下した状態として政令で定める状態をいう。 「アルツハイマー病その他の神経変性疾患、脳血管疾患その他の疾患により」と規定。
答え ✕ 

【問題】認知症基本法の第一条には、一般国民に対する個性や能力についても言及されている。 ⭕ or ✖?

【解説】この法律の目的として「認知症の人を含めた国民一人一人がその個性と能力を十分に発揮し、相互に人格と個性を尊重しつつ支え合いながら共生する活力ある社会(=共生社会)の実現を推進」するとある。
答え 〇 

【問題】この法律において、9/21は「認知症の日」と条文に規定されている。 ⭕ or ✖

【解説】
第九条 国民の間に広く認知症についての関心と理解を深めるため、認知症の日及び認知症月間を設ける。
2認知症の日は九月二十一日とし、認知症月間は同月一日から同月三十日までとする。
答え 〇 

日本における終末期対策

【問題】日本の癌対策について、正しいものを1つ選べ。
①都道府県は、がん対策基本法に基づき、がん対策推進基本計画を策定することが義務づけられている。
②地域がん診療連携拠点病院では、患者や家族に対して、必要に応じて、アドバンス・ケア・プランニング( ACP )を含めた意思決定支援を提供できる体制の整備が行われている。
③がん診療連携拠点病院では、相談支援を行う部門としてがん相談支援センターが設置されている。
④地域がん診療連携拠点病院では、社会福祉士がキャンサーボードと呼ばれるカンファレンスが義務づけられている。
⑤都道府県は健康増進法に基づき、がん検診を実施することが義務づけられている。

【解説】
①✕ 選択肢に都道府県や、市町村などがでたら、まず、入れ替え選択肢でないか?と疑ってみる。都道府県とか市町村とかの入れ替え選択肢が出る事もあります。 ①の解答は、国や政府の役割になります。
②〇 選択肢の通り。
③〇 選択肢の通り。

④✕ キャンサーボードと言う院内カンファレンスはありますが、社会福祉士ではなく、専門医師及び医療スタッフ等が中心となってカンファレンスが行われます。
⑤✕ 都道府県では無く、市町村の管轄です。

【問題】終末期医療について、下記選択肢から正しいものを2つ選べ。
①ホスピスでは、看取り後の家族らが抱える悲嘆を緩和することを終末期ケアにおける支援の中心とする。
②デーケンが提唱したデス・エデュケーションとは、症状の緩和、特に痛みの緩和、安楽をもたらすチームケアを行うための介護スタッフ教育のことである。
③アドバンス・ケア・プランニングは、本人が医療やケアチームと十分話合いを行い、本人の意思決定を尊重する。
④グリーフケアは終末期を迎えた人に延命治療は行わず、できる限り自然な死を迎えられる様にする。
⑤緩和ケアは、可能な限り延命治療を行った上で最期を迎えられるようにする。

【解説】
①✕ ホスピスでは、家族らが抱える悲嘆を緩和することも支援の目標の一つではあるが、支援の中心は、本人の死に対する恐怖心や、痛み、苦痛などを無くす医療的ケアが優先される。
②✕ 上智大学名誉教授のアルフォンス・デーケン氏によって提唱された「デス・エデュケーション」とは、「死」を正面から見つめることで、命の尊さに気づき、限りある「生」をより良く生きることを目指す考え方です。 肉体の衰えを止めることはできませんが、心のあり方を変えることで、最期の瞬間まで人間的に成長する機会を得ることができると言う教育です。
③〇 
④✕ グリーフケアとは、大切な人を失った悲しみ(グリーフ)を抱える家族等が、その悲しみを乗り越え、立ち直り、再び希望を持って生きていけるようにサポートすることを言います。単に悲しみを癒すだけでなく、喪失体験から学び、成長できるように寄り添うケアを指します。
⑤✕ 緩和ケアでは、延命治療の優先ではなく、痛みの緩和や死の恐怖を取り去る様な最期を迎える事できる様な医療が提供される。

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