15,貧困に対する支援

社会福祉士主事任用資格
【問題】1950 年 旧生活保護法が改正され、現在の原型である生活保護法が成立し、この法律によって初めて「社会福祉士主事任用資格」が導入され、社会福祉士主事が国の補助機関と位置づけされた。
【解説】最強本-P29 1950年に成立した、現行の生活保護法では、初めて社会福祉士主事制度が策定され、同時に「社会福祉士主事任用資格」が導入されました。これによって、社会福祉士主事が国の補助機関として位置づけられ、これまで国の補助機関であった民生委員は、協力機関として格下げされました。
答え ○
救護法の制定
【問題】1929年の救護法が制定した背景には、これまで自治体単位での防貧政策が取り組まれてきたが、関東大震災や、世界恐慌などが立て続けに発生し、生活困窮者が急増し、旧制度では対応出来なくなった事があげられる。
【解説】最強本-P27 1920年以降、経済は一転し過剰生産に伴う戦後恐慌や、東京市電のストライキ、5月には日本初のメーデーが行われる等、社会運動が勃興。その後も関東大震災、昭和恐慌などが相次ぎ、窮乏や社会不安が増大する民が増え、政府は「従来の恤救行政では対応出来ない」と判断、救護法の成立を進めました。
答え ○
民生委員
【問題】 民生委員は、旧生活保護法で補助機関とされていたが、1950年(昭和25年)に制定された生活保護法では実施機関とされた。
【解説】1946年に成立した、旧生活保護法では、民生委員は補助機関とされていたが、1950年に改正した現行の生活保護法では、民生委員は協力機関とされ、代わって社会福祉主事が補助機関となりました。また、実施機関とは、市町村等における福祉事務所の事です。答え ✕
【問題】方面委員は、救護法の実施促進運動において中心的な役割を果たし、同法は1932年(昭和7年)に施行された。 ⭕or✖?
【解説】方面委員制度は、1918年(大正7年)に大阪府で創設され、その後、全国に普及しました。方面員は救護法においては実施機関として中核的な役割を果たしましたが、問題とは施行日が違います。答え ✕
【問題】大阪府で始まった方面委員制度とは、小学校区域約2500世帯ごとに、貧困者を収容する為の救護施設を配置し、大規模な公的扶助を行った。 ⭕or✖?
【解説】方面委員制度とは、住民の生活状況を調査し、要援護者に対する救済を行う事を目的にした制度であるが、救護施設等の施設収容ではなく、自宅にて方面委員が訪問する様な形で行われた。答え ✕