4,社会福祉の原理と対策②

【第29回問題33】 シーボーム報告(1968年)では、社会サービスにおけるボランティアの役割は、専門家にできない新しい社会サービスを開発することにあることを強調した。
【解説】専門職に出来ないボランティアの新たなサービス開発が必要と提唱したのは、エイブス報告です。シーボーム報告では、これまで各部局ごとに提供していた福祉サービスの提供体制を、保健部や福祉部、児童部などを統合して提供させました。キーワードは部局を統合です。答え ✕
【第29回問題33】エイブス報告(1969年)は、地方自治体がソーシャルワークに関連した部門を統合すべきであることを勧告した。
【解説】イギリスの地方自治体の福祉政策において、それまで部局ごとに分かれていた部局(部門)を統合すべきであることを勧告したのが、シーボーム報告です。改革の中心にいた委員長のシーボーム氏の名前にちなんで、そう呼ばれました。答え ✕
【第29回問題33】 グリフィス報告(1988年)は、コミュニティケアの基礎となるナショナル・ミニマムの概念を提唱した。
【解説】国家が国民に対して保障する生活の最低水準をあらわした、ナショナル・ミニマム。ベヴァリッジ報告において、イギリスのウェッブ夫妻が1897年に『産業民主制論』で提唱しました。答え ✕