11/10 社会的行為論の記事を追加しました。

ソーシャルワーク・アプローチ 完全攻略

受験に役立つ勉強

カリスマ社会福祉士のブログに沿って、16種類のソーシャルワークのアプローチを制覇します。
制覇するコツは、①歴史的な流れを捉えながらストーリーとして覚えていくこと、②各アプローチのキーワードを頭に入れる、です。

カリスマ社会福祉士の動画を参考にしています。アプローチと人物の丸暗記はこちら!

ソーシャルワーク・アプローチの種類

治療モデル – リッチモンド –
2)診断主義アプローチ – 医学モデル。リッチモンドやフロイトの理論を体系化。
3)機能主義アプローチ – 診断主義アプローチへの批判として提唱された。意思心理学。
問題解決アプローチの折衷アプローチ。クライアント自身が問題解決者。
心理社会的アプローチ – 「状況の中の人」と捉える。診断主義アプローチを継承。
6)実存主義アプローチ – 自らの存在意味を把握し自己の安定を図る。
7)家族システム – 家族を一つのシステムととらえ、相互関連性から捉える。
8)危機介入アプローチ – 危機に介入。
行動変容アプローチ – 学習理論をケースワークに導入して体系化された。
10)課題中心アプローチの流れを汲んで体系化される。短期処遇の考え方。
11)エンパワメントアプローチ – 対象者自らが置かれている抑圧状態を認識し、対処する捉え方。
12)解決志向アプローチ – 対象者が持っている解決イメージを重視する短期療法。
13)フェミニストアプローチ – 女性の社会的抑圧から解放する視点にもとずく捉え方。
14)エコロジカルアプローチ – 生態学の概念による個人と環境の相互作用に焦点を当てる捉え方。
15)ストレングスアプローチ – ラップ、ゴシュチャ 人は自ら立ち上がるという回復力があるという捉え方
16)ナラティブアプローチ – 対象者が語る物語を重視して、新たな世界を作り出し解決を図る。

ソーシャルワークの歴史まとめ(ソーシャルワークの統合化)

ソーシャルワークのアプローチ完全攻略(PDF版)(A4)ダウンロード

ソーシャルワークのアプローチ完全攻略(PDF版)(A3)ダウンロード

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第23回 問題28 最も時期が古いものを選ぶ

この様な問題が出題されました。画像はうる覚えだし、年代なんて覚えていないし・・・

【問題】ジェネラリスト・ソーシャルワークの成り立ちに影響を与えたモデルやアプローチに関する次の記述のうち、最も時期が古いものとして、適切なものを 1 つ選びなさい。

1 クライエントと地域社会が有する問題解決能力の強さを評価し、積極的に活用しようとするストレングスモデルが提唱された。
2 ソーシャルワークの共通基盤を確立した上で、そこから全体を特質づける枠組みを再構築するジェネラリストアプローチにより統合化が進んだ。
3 エコロジカル・ソーシャルワークが台頭し、人と環境の相互作用に焦点を当てた生活モデルが提唱された。
4 社会的に不利な状況に置かれた人の自己決定の能力や主張性を高め、主体的にその状況に働きかけ、改善するエンパワメントアプローチが台頭してきた。
5 「状況の中の人」に焦点を当てて、クライエントの問題状況を捉える心理社会的アプローチが提唱された。

《解説》最も年代が古いアプローチ

下記、年代別に並べてみました(中央法規レビューブックから抜粋)

1)治療モデル – リッチモンド(1910年~1920年)
2)診断主義AP – (1920年~1930年)
3)機能主義AP – (1930年~1950年)
4)問題解決AP – (1950年~1960年)
5)危機介入AP – (1960年~1970年)
6)実存主義AP – (1960年~)
7)家族システム – (1960年~1970年)
8)心理社会的AP – (1960年~1970年)
モダニズム(近代化)
———————————————
ポストモダン(脱近代化)
9)課題中心AP – (1960年~1970年)
10)行動変容AP – (1970年~)
11)エンパワメントAP -(1970年~)
12)フェミニストAP – (1980年~)
13)エコロジカルAP – (1980年~)
14)ストレングスAP – (1980年~)
15)解決志向AP- (1980年~)
16)ナラティブAP – (1990年~)
17)ジェネラリストソーシャルワーク(∞)

ヒントカナ文字のアプローチは新しい
これだけで知っていれば、この問題は解けます。

アプローチの年代には幅がある為、ざっくりとしか出題できない。
狙われるところは、1960年~1970年の分かれ目。青➡
この頃は「モダニズム」から「ポストモダン」への潮流期。

この時期の前後が狙われると思われます

第27回 問題100 アプローチの種類

アプローチの種類を問われる問題では、覚えたキーワードを問題文から探します。前後の文章に惑わされることなく、キーワードが見つけられるかがカギ

【問題】相談援助のアプローチに関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。
1 フェミニストアプローチは、女性にとっての差別や抑圧などの社会的な現実を顕在化させ、個人のエンパワメントと社会的抑圧の根絶を目指す。
2 解決志向アプローチは、ソーシャルワークを問題解決の過程としてとらえ、クライエント自らが問題を解決することを目指す。
3 行動変容アプローチは、役割理論を導入したもので、条件反射の消去あるいは強化により、特定の問題行動の変容を図る。
4 課題中心アプローチは、短期間の援助を目指したもので、他のソーシャルワークアプローチの影響を受けていない
5 心理社会的アプローチは、精神分析理論を導入したもので、人は意志を持っていると考え、意志の力を活用した援助を行う。

《解説》キーワード

1,フェミニストAP=女性、抑圧 〇
2,解決志向AP=解決イメージを重視
  問題解決AP=問題解決の過程
3,行動変容AP=学習理論
4,課題中心AP=心理AP+問題AP+行動AP
5,心理社会的AP=状況の中の人
※AP=アプローチ

第31回 問題103 アプローチの種類

同じくキーワードを探す問題です

【問題】ソーシャルワークのアプローチに関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。
1 解決志向アプローチは、クライエントが抱く解決イメージを尊重し、その実現に向けてクライエントの社会的機能を高めることを目指す。
2 行動変容アプローチは、クライエントが、置かれている否定的な抑圧状況を認識し、自らの能力に気付き、その能力を高め、問題に対処することを目指す。
3 エンパワメントアプローチは、行動を学習の結果として捉え、正しく学習することにより問題行動を消去することを目指す。
4 フェミニストアプローチは、クライエント自らが問題を解決するための課題を設定し、あらかじめ決められた期間の中で課題を達成することを目指す。
5 課題中心アプローチは、クライエントが自らの人生のストーリーを理解し、新たなストーリーに書き換えていくことを目指す。

《解説》キーワード

1,解決志向AP=解決イメージ 〇
2,エンパワメントAP=否定的な抑圧状況
3,行動変容AP=学習理論
4,問題解決AP=自らが問題を解決
5,ナラティブAP=物語・ストーリー

第35回 問題99 アプローチの種類

ソーシャルワークのアプローチに関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
1 行動変容アプローチでは、クライエントの主体的な意思決定や自己選択が重視され、自分の行動と決定によって生きる意味を見いだすことを促す。
2 問題解決アプローチでは、クライエントのニーズを機関の機能との関係で明確化し、援助過程の中で、社会的機能を高めるための力の解放を焦点とする。
3 実存主義アプローチでは、その接触段階で、クライエントの動機づけ・能力・機会についてのソーシャルワーカーからの探求がなされる。
4 ナラティヴアプローチでは 、クライエントのドミナントストーリーを変容させることを目指し、オルタナティヴストーリーを作り上げ、人生を再構築するよう促す。
5 機能的アプローチでは、ターゲット問題を明確化し、クライエントが優先順位をつけ、短期処遇を目指す

《解説》キーワードなし問題

1,どのアプローチかが不明瞭
2,機能主義アプローチ
3,動機づけ「学習理論」
4,○ナラティブ・ストーリー(好ましいものではなかった自己物語)➡オルタナティブ・ストーリー置き換えるアプローチ。
5,短期処遇は課題中心AP。

第30回 問題100 ソーシャルワーク実践理論

ソーシャルワーク実践理論に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。
1 グループワークを体系化したのは、リッチモンド(Richimond,M)である。
2 治療モデルを確立したのは、タフト(Taft,J.)とロビンソン(Robinson,V.)である。
3 生活モデルを提唱したのは、ピンカス(Pincus,A.)とミナハン(Minahan,A.)である。
4 ジェネラリスト・ソーシャルワークは、ソーシャルワーク理論の統合化により発展した。
5 ナラティブ・アプローチは、専門性に基づく支援者の知識に着目した。

《解説》人物の暗記問題

1,グループワークと言えば、コイル、コノプカ。リッチモンドはケースワーク。
2,治療モデルは、リッチモンド。タフト・ロビンソンは機能主義。
3,ピンカスとミナハンは4つの下位システム(ゴロ合わせ)
4,○
5,ナラティブアプローチはクライエントの物語を書き換える。

第32回 問題101 ソーシャルワーク実践理論

ソーシャルワーク実践理論の基礎に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
1 ランク(Rank,O.)の意思療法は、利用者の過去に着目し、利用者のパーソナリティの構造や自我の働きを捉える診断主義学派の礎となった。
2 ロス(Ross,M.)のコミュニティ・オーガニゼーション説は、地域における団体間調整の方法としてのインターグループワークを提唱した。
3 ホリス(Hollis,F.)の心理社会的アプローチは、診断主義学派と機能主義学派、両アプローチの折衷アプローチであり、両学派の統合を試みた。
4 タフト(Taft,J.)ら機能主義学派は、ソーシャルワーカーが所属する機関の機能に着目し、機関におけるソーシャルワーカーの役割を重視した。
5 パールマン(Perlman,H.)の問題解決アプローチは、精神分析や自我心理学の理論を否定し、人・状況・その双方の関連性においてケースワークを捉えた。

《解説》ソーシャルワークの人物

1,ランクと言えば、意思心理学。機能主義がハミルトン・トール。
2,「インターグループワークはニューステッター」とにかく、一つの名詞として覚える。
3,ホリスと言えば、心理社会的アプローチ。
4,○
5,診断主義と機能主義、両アプローチの折衷アプローチ。

第30回 問題102 課題中心アプローチ

リード(Reid,W.)とエプスタイン(Epstein,L.)が提唱した課題中心アプローチに関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
1 ストレングスモデルの影響を受けている。
2 過去に起きた出来事について探索し、問題の原因を究明する。
3 支援期間を短期に設定し、処遇目標や面接の回数などを明確化する。
4 クライエント自らが解決困難と考える問題を、支援対象とする。
5 精神分析的な方法を用いて、クライエントのアセスメントをする。

《解説》課題中心アプローチ

1,心理社会的AP、問題解決AP、行動変容APの影響を受ける
2,過去に遡らない。
3,○
4,文章は問題解決AP
5,精神分析などは用いない。

第29回 問題100 解決志向アプローチ

解決志向アプローチに関する次の記述として、正しいものを1つ選びなさい。
1 問題の原因の追究よりも、クライエントのリソース(能力、強さ、可能性等)を活用することを重視する。
2 ヒューマンシステムを言語システムとして捉える。
3 対話を、専門家ネットワークと個人的ネットワークの間に生まれるものと捉える。
4 個人と環境の継続的な相互作用により、無力化が起こると考える。
5 クライエントが、自分の人生を描き出す対話のパートナーとなる。

《解説》解決志向アプローチ

1,○クライエントのリソースを活用
2,??? 先生はナラティブAPに近いと言われてますが。
3,??? 更に意味不明
4,?・・・
5,?・・・

第29回 問題101 問題解決アプローチ

パールマン(Perlman,H.)が提唱した問題解決アプローチの援助技法に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。
1 社会生活技能訓練(SST)の技法を用いる。
2 ライフストーリーの書き換えを目指した技法を用いる。
3 部分化の技法を用いる。
4 強化による行動変容によって適応行動を増やす技法を用いる。
5 例外探しの技法を用いる。

《解説》問題解決アプローチ

1,SSTとは、ロールプレイを用いた認知行動療法。
2,ライフストーリーの書き換え→ナラティブアプローチ
3,○ 部分化の技法と言えば問題解決AP
4,行動変容AP
5,例外探しと言えば、解決志向AP

第30回 問題103 エンパワメントアプローチ

エンパワメントアプローチに関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
1 人・状況・両者の相互作用という三つの相互関連性からクライエントの問題を捉え、「状況の中の人間」という視点を重視する。
2 観察可能な行動として問題を捉え、行動に影響する諸条件を操作することにより行動を変容させる。
3 危機的な状況に陥ったクライエントにできるだけ早期に介入し、現実を受け入れ再出発することを支援する。
4 クライエントが、自分の置かれている抑圧状況を認識し、潜在能力に気付き、対処能力を高めることに焦点を当てる。
5 クライエントのニーズを援助機関の機能との関係で明確化し、その機能を個別化して提供することに焦点を当てる。

《解説》エンパワメントアプローチ

1,「状況の中の人」と言えば、ホリスの心理社会的AP
2,「行動を変容」と言えば、行動変容AP
3,「危機的な状況」と言えば、危機介入AP
4,○ 「抑圧状況」「潜在能力」
5,「援助機関の機能」と言えば、機能主義AP

第35回 問題100 エンパワメントアプローチ

【問題】エンパワメントアプローチに関する次の記述のうち、適切なものを2つ選びなさい。
1 クライエントが持つ資源より、それ以外の資源を優先して活用する。
2 クライエントのパーソナリティに焦点を絞り、行動の変化を取り扱う。
3 クライエントのパワーレス状態を生み出す抑圧構造への批判的意識を醸成する。
4 個人、対人、組織、社会の四つの次元における力の獲得を目指す。
5 クライエントが、自らの置かれた社会状況を認識しないように注意する。

《解説》エンパワメントAPのキーワード

エンパワメントAPのキーワードは「潜在能力に気づいて対処能力を高める」です。
1,クライエントが既に持つ資源から優先して活用する。
2,行動の変化を取り扱うわけでない。
3,○ 批判的意識の醸成。
4,○ 複数の次元における力を獲得する。
5,認識する様に支援する。

第29回 問題94 ソーシャルワークの統合化

アメリカにおけるソーシャルワークの統合化に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
1 統合化の背景には、専門分化されたソーシャルワーク実践が多様化する社会問題に対応できていたことがある。
2 統合化とは、ケースマネジメントとカウンセリングに共通する新しい知識や方法を明らかにする動きのことである。
3 ミルフォード会議の報告書(1929年)において、「ソーシャルケースワーク」という概念が初めて示され、統合化への先駆けとなった。
4 ジェネラリスト・アプローチは、ソーシャルワークの統合化の一形態である。
5 精神分析学は、ソーシャルワークの統合化に大きな影響を与えた。

《解説》ソーシャルワークの統合化

1,「対応できていた」✕ → 「対応できていなかった」
2,ケースワーク、グループワーク、コミュニティワークの統合の事
3,初めて概念を提唱したのはリッチモンド
4,○
5,システム理論など

第29回 問題98 システム理論

システム理論に基づくソーシャルワーク実践モデルに関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
1 ケースワーク、グループワーク、コミュニティワークの主要三方法を統合する視座を示した。
2 システムの中心を個人とみなし、個人の変化に焦点化する方法を示した。
3 クライエントの自己への評価の低さに伴う否定的な感情に注目する視座を示した。
4 現実は社会的に構成されるという見方を示した。
5 精神の力動性に着目し、パーソナリティの変容を目指す視座を示した。

《解説》システム理論

1,○
2~5,不明・・・

コメント

  1. す、すごい・・・!
    よくここまでまとめましたね~(≧▽≦)

    • かつみ かつみ より:

      先生!!!
      ありがとうございます!!
      先生直々に褒めて頂けるなんて、涙ものです!
      嬉しすぎます!
      また、やる気がでました!
      頑張ります!

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